冷陰極X線カーボンナノX線管
ピュアロンの冷陰極X線管は、ピュアロン独自のCVD成膜方法で製造(特許取得)した、カーボンナノからなる電子源を採用しております。このX線管は、電子源の加熱を必要としません。このことから、消費電力を低く抑えることができます(電源を切ればX線が出ないため管理が容易です)。
また即座に撮影ができ、乾電池程度の電源にてご使用が可能です。
小型・軽量化が可能になる利点より、携帯性が必要となる緊急の医療診断、非破壊検査、新幹線や空港等の手荷物検査など様々な応用が考えられます。
冷陰極X線カーボンナノX線管
-
- フィラメント電源不要
-
使用時における電子源の加熱が不要であるため、電力消費が小さい。
-
- 待機時間なし
-
冷陰極(Cold Cathode)に両極印加で直ぐに照射可能です。
-
- 連続照射が可能
-
易にパルスX線での連続照射が可能な為、動画撮影に対応できます。※対応可能な検出器に限ります。
-
- 副焦点が発生しない
-
副焦点が発生しないことにより、より画像が鮮明です。
-
- 高出力
-
小型でも高出力により、装置本体の小型軽量化が可能です。
-
- 省電力
-
乾電池程度の電源で使用が可能です。
-
- カーボンナノ構造体冷陰極電子源
-
- 熱陰極方式と冷陰極方式の外観と図の比較
冷陰極式X線管の用途例
小型化の実現が可能になり、産業用やセキュリティ用として非破壊検査装置などとして利用されています。
冷陰極式X線管の仕様
管電圧 |
80〜200kV |
管電流 |
〜20mA |
全長 |
100〜167mm |
最大径 |
Φ27〜46mm |
重量 |
270〜830g |
※上記は開発中(2019年7月時点)の仕様となります。お客様の仕様に対して検討させていただきますので、お問い合わせ下さい。
※記載内容につきましては、製品改良の為予告なく変更する場合があります。